「体重変化の傾向」はホーム画面に表示される項目で、体重がどのように変化しているかの傾向を示すものです。
食事管理の目標は増量・減量・体重維持に大別することができますが、実際の体重は日によって波が出るものです。筋肉量や体脂肪量の変化だけでなく、お腹の内容物や体水分も影響があり、体重は毎日変化しています。この体重の波が大きいときには2〜3kg程度になることも珍しくありません。
こういった体重の波は日常的に起こっているので、本来の目的に合わせて体重が変化しているかを判断するには、1日ごとの変化に惑わされず、長期的な体重変化を捉える必要があります。マクロファクターでは毎日の体重データを入力することができますが、その数値をそのまま扱うのではなく、アプリのアルゴリズムで体水分などの影響を取り除いた本来の体重変化を推定します。この本来の体重変化の推定値を示したのが「体重変化の傾向」です。
体重を測れない日があってもアプリが足りない部分を補って推定値を出してくれます。ただ、体重データの入力を高頻度で行っているほど、実際の身体の変化が精度高くWeight Trendに反映されます。1週間に3日以上を目安に体重データを入力するようにしてください。
体重の数値には自然と波が出るものだと知らなかったり、数値をどう読めば良いのか分からなかったりするのが一般的です。目標達成のためにマジメに体重測定を行っているほど、体重の波にストレスを感じてしまったり、目標に合わない食事の摂り方に走ってしまったりするリスクが大きくなります。そういった心配事を避けるため、できる限り週3回以上の頻度で体重データを入力し、体重変化の傾向を活用するようにしてください。(アプリに入力した体重データそのままの数値は、ダッシュボードの体重実測値の項目から確認することができます。)
また、マクロファクターでは、体重変化の傾向値に基づいて1日のカロリー消費量を推定しています。わたし達の体重は長いスパンで見るとカロリー収支で決まります。ただし、短期的には先に触れたように体水分やお腹の内容物の影響による波があります。体重変化の傾向はそういった短期的な波を取り除いた体重データなので、これがどういうペースで変化しているかに基づいて、カロリー収支がどの程度プラスやマイナスに振れているかを推し量ることができます。こまめに体重データを入力し体重変化の傾向値が正確であればあるほど、カロリー消費量の推定も正確になります。